咳を甘く見ないで(再録)

初夏を過ぎれば、流行も終わるだろうと思われた、「長く続く咳疾患」でお困りの患者さまの数が、今年もなかなか減少に転じません。これには、昔からオリンピックの年に増えると言われていたマイコプラズマの宮城や青森における史上最大とも言われる発生の他に、様々な要因が関与している様です。本院でも前記疾患の他に、胸膜炎によるもの、難治性の副鼻腔炎によるもの、胸水によるもの、肺のポリープによるものなど様々な要因にて生じた咳を訴える患者さまが日々来院されています。

くれぐれも、1~2週間以上継続する咳を甘く見ず、きちんと診察を受けてみるのも必要かなと思って頂ければ幸いです。